現金化の需要が増加した理由

クレジットカードの現金化を始め、最近では、様々な現金化が行われています。

2010年6月に施工された改正貸金業法で、年収の3分の1までしかお金を借りることができなくなりました。

そこから、お金が借りることができなくなった人が、クレジットカードの現金化を行うようになったと言われています。

通常であれば、低金利のキャッシングやカードローンに申込むのですが、総量規制に掛かっていれば、それも出来ません。

しかし、ショッピング枠を現金化するサービスでは、総量規制が関係なく、利用可能なクレジットカードさえ持っていれば現金化が出来ます。

クレジットカード現金化の始まり

現金化サービスの歴史は、クレジットカードが出来た頃と重なります。

アメリカでは1950年、日本では1960年に初めてクレジットカードができたとされ、その当時から、現金を用立てるのにクレジットカードで買った商品を売っていた人がいたようです。

クレジットカード現金化を専門に行う業者が現れ始めたという情報はありませんが、バブル崩壊後の1990年代から現金化業者の広告が目立つようになりました。

その頃は今のようにインターネットも普及しておらず、直接来店して、サービス利用手続きをしていました。

需要が増加する反面トラブルも増加

最近では、インターネットも普及し、パソコンや携帯電話があれば、自宅でもクレジットカード現金化を行うこと出来るようになりました。

便利になり、需要も増加する反面、詐欺行為などのトラブルも増加しています。

国民生活センターにあったクレジットカードの現金化に関する相談件数が以下のようになっています。

ピークは2012年ですが、依然として多くの相談があります。

相談件数

2012	440
2013	370
2014	233
2015	115
2016	115

相談の事例

お金を借りるためにネットで見つけた貸金業者から、クレジットカードで家電品を購入して現金化する方法を説明された。指示通りに家電品を購入して買取業者に送付したが、貸金業者と連絡が取れなくなり、騙されたと気付いた。対処法はあるか。
インターネットで借金の申し込みをしたら、「審査は通らなかったが別の方法がある」と言われ、家電製品を分割払いで購入して現金化する方法を案内された。不審だ。
クレジットカードの現金化を行っている業者にメールで申し込んだ。ブランド物のバッグをクレジットカードで2点購入し、商品を業者に送った。業者からは高額の手数料を請求されている。
ショッピング枠現金化での融資を申込み、指示どおり電子部品を購入して送ったのに、予定の半分しか融資されない。どうしたら良いか。
クレジットカードの現金化を広告する業者に、今日中に2万円を借りたいと思い、カード番号と有効期限を電話で伝え申し込んだが入金されない。どうしたらよいか。
クレジットカードのショッピング枠を利用して融資を希望したが、それとは別に銀行口座に身に覚えのない4万8,000円が振り込まれていた。これは押し貸しではないか。今後どうしたらよいか。
現金が必要で、クレジットカードの現金化をしてくれる事業者に申し込みをした。自分は6万円必要なのだが、クレジットカードの支払いは9万円になるといわれた。思っていた金額と違うので解約したい。
息子がインターネットで見つけた業者とクレジットカードの現金化契約をした。契約を解除させたい。どうしたらよいか。
借金を申し込んだ業者から、クレジットカードを作り、携帯電話を購入するように言われた。買取屋だと思う。解約したい。

事例を見ても、詐欺行為や闇金のような手口が多く、お金が欲しく現金化をしているのに、お金を取られているケースがあります。

どうしてもお金が必要だということはわかるのですが、こういった事例を見ると現金化を行う際は注意をしましょう。

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カテゴリー	現金化
タグ	お金,現金化,現金化,需要,増加,理由
作成日時	2017-08-26 22:41:12
更新日時	2017-08-26 23:32:37

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