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個人間融資に掛かる税金は?贈与税など

個人間融資に掛かる税金は?贈与税なども

消費者金融などの「企業対個人」で融資を受けるのではなく、「個人対個人」で融資を受けることを個人間融資と言います。

簡単な言葉で言えば、「友達とのお金の貸し借り」となるのですが、こういったケースの場合、税金などは掛かるのでしょうか?

巷では、贈与税を抑える節税方法などが注目されていますがどうなのでしょうか?

借金の場合は税金は掛からない

基本的に、お金を貸している、借りているという関係であれば、税金は掛かりません。

ただ、お金を借金しているので、借り主が、貸主に対して、利息を払う必要があります。

では、次のようなケースはどうでしょうか?

貸主Aさんが500万円を借主Bさんに貸したとします。

通常、消費者金融では、3.0~18.0%の金利を払う必要があり、銀行では、1.8~14.6%の金利を払う必要があります。

しかし、友人関係であるAさんとBさんの場合は、金利は無し。

つまり、元金だけを返済すれば良いという契約となっています。

こういったケースの場合だと、みなし贈与として課税される可能性もあります。

もちろん、お金を贈与されたBさんは、贈与税を申告する必要が出てきます。

同様に、次のようなケースも贈与にあたります。

貸主Aさんが50万円を借主Bさんに貸したとします。

月々の返済は、10万円で、利息もしっかり払っています。

金銭消費貸借契約書も作り、利息設定なども行いました。

利息も払い、契約上借金となっているので問題無さそうに見えますが、やはりこちらも贈与とみなされてしまいます。

個人から著しく低い価額の対価で財産を譲り受けた場合には、その財産の時価と支払った対価との差額に相当する金額は、財産を譲渡した人から贈与により取得したものとみなされます。

著しく低い価額の対価であるかどうかは、個々の具体的事案に基づき判定することになります。

法人に対して譲渡所得の基因となる資産の移転があった場合に、時価で譲渡があったものとみなされる「著しく低い価額の対価」の額の基準となる「資産の時価の2分の1に満たない金額」により判定するものではありません。

また、時価とは、その財産が土地や借地権などである場合及び家屋や構築物などである場合には通常の取引価額に相当する金額を、それら以外の財産である場合には相続税評価額をいいます。

しかし、著しく低い価額の対価で財産を譲り受けた場合であっても、譲り受けた人が資力を喪失して債務を弁済することが困難であることから、その弁済に充てるためにその人の扶養義務者から譲り受けたものであるときは、その債務を弁済することが困難である部分の金額については、贈与により取得したものとはみなされません。

金額別の贈与税一覧

ちなみに、借金だと思っていたものが、贈与と判定されてしまった場合、いくらの贈与税が掛かるのでしょうか?

贈与税は「1年間」に「もらった人1人」に対して、110万円の基礎控除額(相法21の5、措法70の2の3)というものがあります。

これは、「1月1日から12月31日までの1年間に、もらった人1人に対して110万円以内の贈与であれば、贈与税はかかりません」というものです。

この110万円を超えてしまうと、次の贈与税が掛かってきます。

基礎控除後の課税価格 税率 控除額
200万円以下 10% -
300万円以下 15% 10万円
400万円以下 20% 25万円
600万円以下 30% 65万円
1000万円以下 40% 125万円
1500万円以下 45% 175万円
3000万円以下 50% 250万円
3000万円超え 55% 400万円

友人同士の借金だからといって、無利子、無金利などで、長年お金を貸し続けている場合には、贈与とみなされてしまう場合もあります。

お金の貸し借りは、あくまで常識的な範囲内で行いましょう。

カテゴリー 相談・QA
タグ 借金,闇金,個人間融資,税金,贈与税
作成日時 2017-07-31 18:03:02
更新日時 2017-07-31 18:03:02
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